2015年12月24日木曜日

愛器、CHAI




いよいよ今年最後のLIVEが来週に迫ってまいりました。



Capalua at KENNY'S CAFE

12月30日(水)
群馬県伊勢崎市宮子町3208
TEL・FAX:0270-22-1077
1,000円(ドリンク別)



「19:00~」と「19:40~」の2ステージです。
入れ替え制とかではもちろんございませんので
1,000円(ド別)で2ステージ楽しめます。

今回はアコースティックセットでのLIVEです。

1部は THE BEATLESの曲をアコギで
2部はCapaluaの定番カヴァー曲をやりますよ。



今回はこちらの3本を使用する予定です。









中でも、Capaluaにおいて圧倒的に使用度の高いギターは

「YUKINOBU CHAI NO,10 (1979年製)」
(写真一番左)

1959年に玉川学園にてクラシックギターの製作を始めた
茶位幸信さんのギターであります。

このギターは昨年の11月のCapaluaのLIVE前に
それまで使用していたフォークギターでの
パフォーマンスにどうしてもしっくりこなかったので
そのギターを手放し、このCHAIを購入。

ヤフオクでガットギターを物色していたところ
すぐに目にとまり、中古で出品されていた本器を即、落札し購入。
購入の決め手は、ロゼッタ(サウンドホール周囲の装飾)のデザイン。一目惚れ!
ガットギターには詳しくないので、見た目重視。


更にCHAIはゴンチチのチチ松村さんが使用してるのを
ギター雑誌で拝見し、その「茶位(CHAI)」というネーミング
(といっても製作者の苗字なんですが、、、)
にずっと惹かれていたというのも購入の要因のひとつでした。



そんな理由からこのCHAIを購入してみたところ、
本当にアタリの一本で、すぐに気に入ってしまいました。

①ロゼッタのデザインがやっぱり良い!

②ピッチが良い。
カポをはめても、チューニングをし直す必要がないくらい。

③チューニングが狂わない。
45分のステージで一回もチューニングし直さなかったこともあり。

それから、取り付けたピックアップもこれまたアタリで、
ダストボウルでデッドストック状態で販売されていた
「SHERTLER」というドイツのメーカーの
イン・ブリッジ仕様のコンデンサーマイクです。
すでに日本の市場では姿を見かけないレアなピックアップで
パワー感、エアー感共に抜群。
若干、ローが出過ぎるくらい、音が太い。

余りにこのピックアップを気に入ってしまい
その後、e-bayで同じピックアップを2個も落札してしまいました。

写真にある

「GIBSON HG-2(1951年製)」
(写真中央)

にも同じピックアップを取り付けてます。


さて、このCHAI、入手当初は傷はかなり少なかったのですが
弾き込んでいるせいで、サウンドホール周辺に
指の爪の当り傷がかなりありTOP板が減り始めています。

ピックは一切使ってないのに(泣)。

指弾きでこれだけ傷がつくのは、塗装が薄い証拠です。
きっとそれも音が良い要因のひとつですね。

これ以上板が削れるのは嫌なので
透明のピックガードをつけようか思案中。
でも鳴りが悪くなるのは嫌だなぁ。





TOP板の減りわかりますか?




改めてスペックを紹介すると

使用材はSIDE&BACKには「ローズウッド(良い木を使っております)」
TOPはガットギターには定番の「杉」。もちろんALL単板です。


このCHAI以外にガットギターをほとんど弾いたことがないので比較できないのですが、
このCHAIは作られてから35年以上が経過しており
現行品にはない「まろやかさ」「ふくよかさ」があるように思います。



ガットギターを弾いてみて、改めて感じることは
「単音や2音で弾いても、フォークギターに比べて音が薄くならない」
というところでしょうか?

むしろ全弦を鳴らすと音が野暮ったくなる気がします。

低音弦を鳴らして、高音弦でメロを弾く。
クラシックの奏法に近いやり方がやはりハマりますね。



Capaluaはこのギターでないと成り立たなくなっています。

これからも、よろしく、CHAI!!








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