2014年1月26日、タワーレコード高崎店が閉店した。
1996年10月にオープンし今日まで
群馬の音楽シーンになくてはならない存在だったタワーレコード高崎店。
かつては私の人生の中心であり
生業を超えた、やりがいや喜びを与えてくれた
かけがえのない場所だった。
CD不況というが、CD不況ではなく音楽不況なのである。
今やCDは古い音楽データー販売ツールだということは
否定できない事実であると思う。
そして、CDに代わる新しい絶対的な価値を持った
音楽(音源)販売ツールの確立ができていないことも
音楽業界、音楽シーンの衰退のひとつの要因なのではなかろうか。
よく人は「今はCDは売れないでしょう?ダウンロードの時代だもんね~」と言うが、
ダウンロードの販売実績はCDの販売金額にはいまだ遠く及んでいない。
(ただし、ダウンロードの金額はCDより安価なので、当然売上金額は低くなる)
今後、ダウンロードが更に主流になっていくのか、
現段階では思いもよらない、(有形の)音楽ソフトが開発され
そのソフトが主流になって行くのかは、今のところ私には予想できない。
とにかく言えることは、私が生きてきた44年間で、
かつて経験してことがないほど音楽シーンが鎮静化している。
それでも、人々から音楽はなくならない。
「NO MUSIC,NO LIFE」
だと、わたしも信じている。
しかし、今後、音楽に
「シーン」や「トレンド」なんてものは、
なくなるのかもしれない。
音楽はどこに行くのか。
それとも、どこにも行けずに、
(産業としての音楽は)滅んでいくのか。
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